webzine 医療改善のために
第3号(2001年12月9日発行)
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<MIネットの現在>

医療改善ネットワークウェブサイトの現状と展望   

森 隆比古(医師)
(2001.11.25)  

医療改善ネットワークは,情報の交換や公開の場としてインターネットを大いに活用しています。その2つの柱は電子メールとウェブページ(いわゆるホームページ)です。電子メールは会員相互や会と外部との相互連絡に活用され,ウェブページは,会から外部への情報の発信に大きく役だっています。医療の改善をめざす主張や提案,会員が収集し整理した医療関連情報などが,ウェブページの形で日々全国に発信されています。ここでは,医療改善ネットワークのウェブページをインターネット上に公開しているウェブサイトの現状と将来への課題と展望を,その管理をお手伝いしている立場からまとめてみます。

歴史と現状

設立当初,医療改善ネットワークのウェブページは,代表世話人の個人ウェブサイトの一部に置かれてスタートしました。設立後約1年が経過した1999年暮れ,医療改善ネットワークは独自のドメイン名"mi-net.org"を取得してウェブサイトの移行作業を始め,翌年1月には,www.mi-net.orgという名称で正式に公開してインターネット上での存在を確立しました。現在,ウェブサイトのハードウェアやソフトウェアの保守管理やインターネット接続は,国内のホスティング企業に委託し,ウェブページは会員が分担して作成や更新をしています。

ウェブサーバに収納しているファイルは,現時点で434ファイル,合計23.7MBにのぼります。しかし,そのうち19MBほどがアクセス記録など管理用のものですので,実際に情報を発信しているファイルはおよそ5MB弱ということになります。これは,ダウンロードに時間のかかる大きな画像や動画,あるいは最新のブラウザに依存する凝った作りを可能な限り避け,文字を中心にした,標準的で単純明快なページ構成を基本にしているからです。

セキュリティ対策

ウェブページのほとんどは公開されていますが,会員間で検討中の未完成データなどは,パスワードを使った認証システムで外部からのアクセスができないようにしています。また,このサイトに限らず,インターネット上で常時接続して情報発信しているウェブサイトに対しては,乗っ取りやページ書き換えを狙う不正アクセスが最近頻繁に行われています。幸い,われわれのウェブサイトは,厳重な保守やセキュリティ管理およびデータバックアップが委託先でなされており,今までのところ,データ損傷などの被害を蒙ったことはありません。しかし,念のため全てのファイルを,委託先と独立なシステムにも定期的および不定期的に保存し,万一,システムやデータが破壊された時にも,迅速に再構築できるようにしています。

アクセス状況

最近1週間のアクセス数(成功したウェブページの転送要求数)は1日平均1,358件,データ転送量は1日平均12.95MBです。昨年12月末まで約3ヶ月の1日平均がアクセス数863件,データ転送量8,468KBでしたから,およそ1年で約1.5倍以上と着実に増加しているわけです。時間別には,午前1時から8時までの時間帯でアクセスは若干減少しますが,1日24時間,情報の発信をひっきりなしにしています。

なお,主要なウェブページには,ページごとのアクセス数がわかるようにアクセスカウンタをつけています。"http://www.mi-net.org/"の指定で最初に表示されるトップページのカウンタはすでに55,000を超え,薬害資料館Net版のカウンタが,約24,000とその半数に迫っています。現在,アクセス要求のおよそ6割が薬害資料館中のページ,およそ1割がトップページで,薬害資料館のカウンタがトップページのカウンタを超える日が近々来るかも知れません。

最近およそ3ヶ月のアクセスを整理してみますと,ウェブページを閲覧するのに使用されたブラウザは,約8割がMicrosoft社のInternet Explorer,約1割がNetscape社のNetscape Navigatorでした。利用OSでは,Microsoft Windowsが83%を占め,Mac OSは約8%,UNIX系は,約0.3%にとどまりました。外部からのリンクによるアクセスでは,yahooやgoogle,infoseekをはじめとするウェブ検索サイトからのものが多く,インターネット上での情報収集によく利用されていることがわかりいます。

将来への課題

今後,より広い範囲の方に,医療改善のための情報や提案を提供できるよう,工夫を続けていきたいと思います。まず,ウェブページ相互の関連をより明解にするとともに,WWWコンソーシアム(W3C)の"Web Content Accessibility Guideline" (http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT/)"などを参考に,障害のある方や高齢の方も容易にアクセスできるような配慮を深めて,構成の横断的な見なおしや改訂をおこなっていきたいと考えています。そして,携帯電話端末への対応です。現在は,i-modeなどの携帯電話でアクセスしても趣旨と連絡先が表示されるだけですが,将来は各種の情報提供が携帯電話端末向けにもできるようにしたいと考えています。また,アクセス記録を見ると,国内からのみならず,米国,台湾,フランス,英国,スイス,オーストラリアなど世界各国からアクセス要求がなされています。活動のグローバリゼーションに役立つよう,部分的にでも外国語版(とりあえずは英語版)作成を検討したいと思います。

ウェブページに関するご意見やご要望は,webmaster@mi-net.org宛てに電子メールをくださいますようお願いいたします。