浅山健氏提供 99.12.17
今月になって、先の(多剤投与事例1)8剤を上回る10剤の処方がありました。
有名大学病院内科医局からの処方です。
80才、男子、診断名 変形性頚椎症、腰椎圧迫骨折症、痴呆症、原発性胆汁性肝硬変症
番号 商品名 一般名 1日標準薬量 投与量 適応
1 ウルソ100mg1錠 ウルソディスオキシコール酸 150mg 100mg 胆肝消化機能改善剤
2 エリスパン錠0.25 フルディアゼパム 0.75mg 0.75mg 精神安定剤
3 ドグマチール細粒10% スルピリド 300-600mg 100mg 精神情動安定剤
4 小児用バッファリン アスピリン 2錠 200Mmg 解熱鎮痛消炎剤
5 セルベックスカプセル50 テブレノン 150mg 100mg 胃炎胃潰瘍治療剤
6 パチュナ100 塩酸チクロピジン 300 -600mg 200mg 抗血小板剤
7 クリノリル100 スリンダク 300mg 200mg ステロイド性消炎鎮痛剤
8 ラッシックス40 フロセマイド 20-80mg 20mg 降圧利尿剤
9 ディーアルファ0.25 アルファカルシドール 0.5-1.0μg 0.5μg ビタミンD代謝異常対応
10 リポバス錠 シンバスタチン 5-10mg 5mg 高脂血症治療剤
痛みに対して、鎮痛・消炎剤を2種、この副作用の消化管出血に対して新たな疾患発生と受け止める処方、その他無駄な処方があって、総計10剤です。
立ちくらみ、眩暈、尿失禁、幻覚、幻想、介護者に対する暴力行為があります。
これらは、多剤投与に由来する現象と解釈します。
現在、処方を代えて、様子を観察しています。
そこで提言、肉親が施設にある方が、施設に薬剤の処方開示を求める。
8剤以上の処方があるとき、施設の医療体制が低い水準と認定して十分と思います。
ご意見を期待します。