webzine 医療改善のために
第5号(2002年5月31日)発行

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5 医療ミスが起きたときの病院の対応策は?

                     竹下 勇子(医療事故被害者)

  これも清水市立病院の実例を書き出します。いろいろ有り過ぎますが。

  昨年末院長と会員との話し合いで、院長は納得いかない場合、医事課へ電話すれば日
 時を設定し、担当医との話し合いの場を設けるとのことでした。ところが、職員に確
 認したところ、まず事務職員が対応し、問題にさせないようにするとのこと。

  でも現実は、担当医との直接の話し合いになった人は少ないし、話し合いによって納
 得したかどうかは不明です。私のところには、納得できないから声が寄せられるの
 で。

  事務部長と看護部長が菓子折りを持って謝りに来たとか、議員が間に入って医療費折
 半になったとか、医療費の請求がきていないとか。

  でも病院は被害者の存在を認めていないのです。今までの原告たちが誰も裁判で勝て
 ていないことが大きいのです。和解が2件、調停での解決が1件あるのですが、勝訴
 判決がないためです。和解や敗訴で終わった元原告(被害者)たちの悔しさは何も解
 決できていません。

  病院が認めて、謝罪すれば気持ちは相当違ってくるはずです。「被害救済・回復」か
 らすれば、例え裁判に勝っても、亡くなった人が戻るわけではないし、後遺症が元に
 戻るわけではないので、この「気持ち・こころ」の問題がものすごく大きいはずです。

  そして、問題をおこした医者は誰ひとり残っていません。質問12にも言及します
 が、過去の裁判5件と調停1件に関わる医者たちは、研修医が2件、退職して開業し
 た医者(裁判と調停ダブり)が2件、退職行方不明(私のとダブり)が1件。

  他にも、心臓カテーテルの検査事故や、IVHで肺に穴を開けた医者とか、納得いかな
 い治療のため家族が転院先を段取りし、転院を予定していた日に患者が亡くなってし
 まった主治医とか、話し合いたくてもすでに医者がいない状態。やりっぱなしで責任
 をとらないのです。医者がころころ替わっています。数年前の資料ですが医者の平均
 経験年数4年でした。

11 医療ミスによる死亡者数はどれくらいなのか?

  1月にも3月にも胃カメラ検査で亡くなっている情報が入っています。いずれにして
 も家族が気付いて声を上げないかぎり、表面には出ないので、ミスなのかどうかも含
 め難しい質問ですね(^^)。

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