薬害大国日本の主な薬害をたどってみました。ただいま2000年の緊急安全性情報まで 記載しています。
参考文献として、片平洌彦『構造薬害』、『ノーモア薬害』、厚生省ホームページ他多数を
使用していますが、記載内容についての責任はすべて薬害資料館(ネット版)にあります。
| 1948 | 百日ぜきワクチン事件ジフテリア注射禍事件 | |
| 1949-55 | ヒロポン中毒事件 | |
| 1950 | ヘキシルレゾルシン中毒事件 BCG結核発病事件 |
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| 1951 | グアノフラシン事件 | |
| 1952 | チフス予防接種死亡事件 | |
| 1953 | クロラムフェニコール乱用問題 | |
| 1954 | 狂犬病ワクチン事件 | |
| 1955 | 赤痢予防ワクチン事件 森永ヒ素ミルク中毒事件 |
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| 1956 | ペニシリン事件(5.15尾高教授ショック死、1953〜56に108人ショック死) | |
| 1957 | トランキライザー乱用事件 | |
| 1958-62 | 麻酔剤、造影剤によるショック死事件 | |
| 1961 | 睡眠薬遊び サリドマイド事件(11.18レンツ報告) |
国民皆保険制度の成立 |
| 1962 | キセナラミン事件(興和社員への人体実験) 厚生省、サリドマイド剤の販売停止・回収を指示(9.13) 静岡県伊東市で筋短縮症被害多数発生(「泉田病」) |
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| 1963 | 黄体ホルモン剤 サリドマイド訴訟初提訴(6.17 名古屋地裁) |
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| 1964 | 小児マヒ生ワク事件 日本内科学会総会がSMONを命名(5.7) 五輪ボートコース付近での奇病報道(「戸田奇病」スモン) |
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| 1965 | アンプルかぜ薬事件(2.16ショック死事件の新聞報道、5.7厚生省アンプルいりかぜ薬を禁止、1959〜65年に38人死亡) キセナラミン人体実験で被害者が人権救済を申し立て(3月)(興和社員17人入院、うち1名死亡) カナマイシン事件 インフルエンザワクチン死亡事件 |
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| 1966 | 南光病院事件(精神病者に新薬の人体実験で約20名が被害を受け、うち3名死亡) 厚生省、塩酸ナファゾリン含有目薬の乱用防止措置 |
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| 1967 | 厚生省「医薬品の製造承認等に関する基本方針」の薬務局長通知 | |
| 1968 | 予防接種事件訴訟(3月) |
イタイイタイ病訴訟 厚生省、水俣病を公害病に認定 カネミ油症事件発生(10.4) |
| 1969 | 厚生省、スモン調査研究協議会を組織(9.2) 福井県今立町で筋短縮症被害多数発生(「今立病」) |
福岡カネミ油症訴訟(2月) 熊本水俣病訴訟(6月) 公害に関わる健康被害の救済に関する特別措置法公布(12.27) |
| 1970 | 鎮痛剤遊び(シンナー遊び) 種痘事件(武田製ワクチンで重症・死亡409名を含む1586名を認定) 血漿剤中毒事件 向精神薬中毒事件 麻酔剤によるショック死事件 スモン(キノホルム薬害)事件(8.6椿教授、キノホルム説を厚生省に報告、9.9厚生省、キノホルム剤の販売停止措置) コラルジル事件(11月)(1963〜70年に燐脂質脂肝1000名以上(推定)発生、1971年11月より提訴、1980年より和解進行) |
カネミ油症全国統一訴訟(11.26 福岡地裁小倉支部) |
| 1971 | 大麻・LSD中毒 サルミット、ストマイ、シントマイセチン(ショック死相次ぐ) アンジニン中毒事件 ストマイ聴力障害事件 クロロキン事件(9月、被害者が提訴) エタンブトール中毒(視力障害約1万名、1972年8月提訴) IDU点眼薬(催奇性、注意書) 虫歯予防フッ素事件 メプロバメート中毒事件 スモン訴訟、東京地裁に提訴(5.28) ストマイ訴訟、東京地裁に提訴(9.16) コラルジル訴訟、新潟地裁に提訴(11.20) |
皮膚消毒用石鹸事件(ヘキサクロロフェンによる脳障害へのFDA警告) 富山イタイイタイ病訴訟富山地裁判決(6.30) 環境庁発足(7.1) 新潟水俣病訴訟新潟地裁判決(9.26) |
| 1972 | スモン調査研究協議会のキノホルム説での総括(3.13) 厚生省、スモンを難病に指定(7.3) イソプラミン(催奇性、注意書) インフルエンザ予防接種事件(20名死亡、11名後遺症) ベビーパウダー事件(ヘキサクロロフェン中毒、重症4例を含む1000例以上) |
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| 1973 | 三種混合ワクチン事件(武田製による多発) メクリジン事件(催奇性) ペニシリンショック死事件(ベンジルペニシリン注でショック死、医師敗訴) ニトロフラゾン事件(神経障害) 喘息突然死事件(イソプロテレノールで多くの死亡例、要指示薬指定) ペニシリン労災死事件(武田研究員) 血糖降下剤スルファニルウレア剤による被害で大傘地裁に提訴(被害者のべ500人?)(4月) 山梨県で大腿四頭筋短縮症の多発が社会問題化(10.5) サリドマイド訴訟、国・製薬会社が和解申入れ(12.14) |
熊本水俣病訴訟、熊本地裁判決(3.20) 厚生省、医薬品副作用による被害者救済制度研究会を組織(6.9) 森永ヒ素ミルク中毒事件、恒久救済策で合意(12.23) |
| 1974 | ミオブタゾリジン事件(肝萎縮で死亡) 筋短縮症事件(9657名、岩見沢周辺だけで379名発生) サリドマイド訴訟、東京地裁で和解(10.26)、財団法人「いしずえ」を設立(12.11) |
森永ヒ素ミルク中毒事件で財団法人「ひかり協会」設立(4.23) |
| 1975 | バサリン、リセゴン、キシロカイン、ラボナール(肝障害、ショック死) ステロイド剤による二次感染事件 チオフェニコール事件 ウレタン事件(ピラビタール系薬剤の溶解補助剤、肺腫瘍の恐れ、製造禁止) クロマイ事件(クロラムフェニコールによる再生不良貧血) アスピリン(発ガン性、注意書) 福島筋拘縮症訴訟、福島地裁白河支部に提訴(7.31) クロラムフェニコール訴訟、東京地裁に提訴(8.5)(1988〜90年に和解) 未熟児網膜症訴訟、東京地裁に提訴(10.23) クロロキン訴訟、東京地裁に提訴(12.22) |
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| 1976 | 覚醒剤中毒事件(1970ころより増加、年間1万名検挙) クロタオン事件(クロラムフェニコールによる神経障害、筋萎縮、眼障害) トロトラスト事件(X線造影剤、肝ガンほかで340名死亡、5-6千名被害) 東京スモン訴訟、製薬三社が和解申入れ、9.9東京地裁、和解勧告(6.10) |
伝染病予防調査会、接種禍被害者救済制度の法制化を答申(3.22) |
| 1977 | DES(ジエチルスチルベステロル)問題 フェナセチン(発ガン性、通達) アミノピリン(発ガン性、かぜ薬より削除) 血糖降下剤事件で原告勝訴の判決 東京スモン訴訟、和解確認書を締結(10.29) |
予防接種による健康被害救済制度発足(2.25) 福岡カネミ訴訟福岡地裁判決(10.5) |
| 1978 | 金沢スモン訴訟、金沢地裁判決(3.1)、東京スモン訴訟東京地裁判決(8.3) ストマイ訴訟東京地裁判決(9.25) 厚生省、スモン総合対策を発表、田辺製薬、国の方針に従う旨を表明(12.1) |
カネミ油症訴訟、福岡地裁北九州支部判決(3.10) |
| 1979 | 大腿骨頭壊死症事件(ステロイド剤の投与により、414名発症) |
京都市で「京都国際薬害防止会議」、開催される。(4月) 医薬品副作用被害救済基金発足(10.15) 薬事法大改正、医薬品基金法制定(上記) |
| 1980 | ドオギノン事件(奇形報告2例)(7月) 黒い歯(川崎の中学校で生徒の1割に有色歯を発見、テトラサイクリンに疑い)(9月) |
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| 1981 | ダニロン事件(大鵬薬品による発ガンをデータ隠蔽した認可申請) クロロキン第一次訴訟、東京地裁判決(2.1) X線造影剤(1974年8月以降ショック74人、うち19人死亡と報告、これ以後も1982〜88年度にショック83人、死亡9人) |
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| 1982 | 日本ケミファによる鎮痛抗炎剤治験データねつ造事件 ライ症候群 |
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| 1983 | ホパンテン酸カルシウム事件(4月) 福島筋拘縮症訴訟、福島地裁白河支部判決 |
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| 1984 | 消炎剤事件(2月) 予防接種集団訴訟、東京地裁判決 厚生省、エイズ調査検討委員会を組織(9月) |
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| 1985 | 消炎鎮痛剤「ピロキシカム」問題(英国で77名死亡と伝えられ、厚生省が国内調査) エイズ検討委員会、日本人患者第一号を認定(3月) カタゲン(肝炎治療薬で海外で3人が死亡し、鐘紡と三共が販売中止)(9月) ナウゼリン(3年間に17人がショック、うち7人死亡、協和発酵が注射薬販売を中止)(11月) |
「医薬品モニター報告」767例死亡24人(ただし、モニター病院は医師数で1/3のみ) |
| 1986 | メナテトレノン(85年までにショック51例報告、その後も続き、90年1月までの17年間に182例うち死亡14が報告される)(5月) | 「医薬品モニター報告」803件死亡18人 |
| 1987 | ダンスロン(動物実験で発ガン性の疑い、厚生省が販売自粛指示、販売中止)(2月) ソリブジン治験で死者発生 抗ガン剤治験プロトコル違反死事件(愛知県ガンセンターの抗ガン剤254-Tの治験でプロトコルに違反して投与し、患者3人が死亡。) 痴ほう薬ホパンテン酸カルシウム事件(2人死亡) |
「医薬品モニター報告」890件死亡19人 |
| 1988 | 血液製剤によるエイズ感染被害問題化(血友病患者総数の約4割) フルナール(副作用が学会報告、88年に使用上の注意を改訂、89年5月に厚生省が副作用情報を出す。)(5月) ケフラール(高率のショックが警告される)(6月) ヴェノピリン(アスピリン製剤の注射で5年間に5人死亡、ドクターレター配布)(12月) |
エイズ予防法成立(12.23)(1989.2.17施行) |
| 1989 | 厚生省、老人性痴呆症治療剤ホパンテン酸カルシウムを劇薬指定 エノキサシンとフェンプフェンの併用(厚生省が注意徹底を要請。86年の7例の報告の際に使用上の注意を改訂済み)(2月) 厚生省、エイズ感染血友病患者13人を認定。エイズ訴訟、大阪地裁に提訴(5.8) 抗癌剤酢酸メドロキシプロゲステロン(患者11人死亡、ドクターレター配布、厚生省が原因解明調査)(6月) 予防接種後肝炎で5名のB型肝炎患者が国を提訴(注射器の再利用が原因と)(6月) 東京HIV訴訟第一次提訴(10.27) X線造影剤問題(厚生省が最近10年間に死者14人と発表、医薬品副作用情報で慎重使用を要請) 抗生物質チエナムで使用上の注意改訂、ドクターレター配布(市販後2年間に60例の副作用報告)(12月) |
厚生省、治験基準を作成 |
| 1990 | 厚生省、小柴胡湯で使用上の注意改訂を通知(3人に薬剤性肝障害の疑い、91年3月2人に間質性肺炎が発生、再び使用上の注意改訂を通知)(4月) ジレバロールを塩野義が販売中止(肝障害報告が海外から13例、日本で3例)(8月) プロノンで厚生省が医薬品副作用報告を出し、注意喚起(死亡3人を含む5人の副作用報告)(9月) |
厚生省、「医薬品の臨床実験の実施に関する基準(GCP)」を施行(10月) |
| 1991 | ベスナリノン(死亡4人を含む43人の副作用が報告され、大塚製薬が「緊急安全性情報」を出す)(4月) MMRワクチン(半田市で接種744人中7人が無菌性髄膜炎にかかったと報告、93年4月に接種を当面中止)(7月) ハルシオン(アップジョン社の睡眠薬)で世界各国から副作用報告、英国などで3カ月の販売停止、日本では服用量半減を決定(10月) |
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| 1992 | 外用ステロイド剤の副作用が問題化(4月) 陣痛促進剤(脳下垂体ホルモン製剤で1977年以来16年間で死産、子宮破裂など76件と報告され、使用基準改訂)(10月) 高カロリー輸液(大塚製薬の製品で3人が死亡、累計7人、森下の製品でも2件の副作用報告、大塚は緊急安全性情報を出す)(11月) スモンは6490人の提訴者中6471人和解、残19人 |
厚生省、「抗悪性腫瘍薬の臨床評価方法に関するガイドライン」を策定(12月) |
| 1993 | ソリブジン事件(抗癌剤との併用で短期間に死亡例6人、累計で20人を越える) 抗生物質コスモシンで重篤な皮膚障害と死亡者の報告 |
厚生省、医薬品機構を改組し、調査等業務を開始(4月) |
| 1994 | 塩酸イリノテカン事件(抗がん剤臨床試験で死亡例) インターフェロンの副作用で自殺者相次ぐ |
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| 1995 | 大阪HIV訴訟、結審(7.26) 薬害エイズで第四ルート(非血友病感染者)の報告 子宮内膜症治療薬ダナゾールで1人死亡、三人が脳血栓と毎日新聞が報道 |
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| 1996 | 東京HIV訴訟・大阪HIV訴訟和解成立、確認書締結(3.29) CJD(薬害ヤコブ病)で患者が大津地裁に提訴(11.20) |
厚生省、92年施行の抗がん剤臨床試験ガイドラインの見直しを決定(2月) 厚生省、「医薬品による健康被害の再発防止について(報告)」を発表(7月) 厚生省、薬事法を改正し、98年10月より「医薬品の臨床試験の実施の基準」(GCP)の遵守を業者・機関に義務づけ |
| 1997 | 厚生省、ヒト乾燥硬膜(ヤコブ病の原因)で緊急安全税情報を出す(3月) 厚生省、フェノテロールで緊急安全性情報を指示 厚生省、塩酸イリノテカンで緊急安全性情報を指示(関連を否定できない死亡多数) 厚生省、米の処置受け、糖尿病治療薬トログリタゾンで緊急安全性情報を指示(死亡3例) |
厚生省、医薬品の臨床試験、市販後調査などに関する一連の省令を改訂(3月) 厚生省、全ての医療機関・薬局から直接報告を受ける「医薬品等安全性情報報告制度」を発足させ、また「医薬品医療機器審査センター」を設置(7月) |
| 1998 | 厚生省、脳循環代謝改善薬で緊急安全性情報を出す。 厚生省、前立腺癌治療薬フルタミドで緊急安全性情報を指示(死亡8例) |
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| 1999 | 厚生省、塩酸チクロピジンによる血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)について緊急安全性情報を指示(死亡6例) | 厚生省、医薬品機構による医療関係者向けの「医薬品情報提供システム」事業を開始(5月) 総合研究開発機構(NIRA)、「薬害等再発防止システムに関する研究」を刊行(6月) 厚生省、庁内前庭に副作用被害を無くす「誓いの碑」を建立(8.24) |
| 2000 | 厚生省、漢方薬小柴胡湯による間質性肺炎について緊急安全性情報を指示(死亡8例) 厚生省、痛風治療剤(尿酸排泄薬)ベンズブロマロンで緊急安全性情報を指示(死亡6例) 薬害エイズ刑事裁判で旧ミドリ十字の元社長3人に実刑判決(2.23) 薬害エイズで安部英被告に禁固の求刑(7月)、9月結審、判決は2001年3月28日。 |